2022/11/20
はじめに
いやはや何とかならないものでしょうか。
ご存知の様に幣サイトでは、バネ下荷重は軽い方が良いは大嘘だと口が酸っぱくなるほど言い続けているのですが、Googleで検索すると未だに逆の記事が大勢を締めます。
別にバネ下荷重は軽い方が良いと思って貰ってもこちらは一向に困らないので、この数年放置していたのですが、Yahoo知恵袋にあるcocoacosoa2ndなる輩(やから)の回答を見て俄然火が付きました。
完全に弊サイト(詳細はこちら)に喧嘩を売っています。
面倒ですが、売られた喧嘩は、受けて立つしかありません。
そんな訳で、cocoacosoa2nd(以降コイツと呼ばせて頂きます)の回答に対して冷静に反論してみたいと思います。
と思って書き始めたのですが、コイツの回答は実に巧妙で良くできています。
正に霊感商法の手引き書にある手法が、用いられているではありませんか。
このためバネ下荷重は軽い方が良いは大嘘だと思っていた質問者も、この回答を信じてしまったのでしょう。
そんな訳で、その霊感手法を解説しながらこの回答の嘘八百を暴いてみたいと思います。
なお本記事には読者を不快にさせる言葉が多数含まれています事、何卒ご容赦願います。
霊感手法の数々
1. 不意打ち
以下、黄色の枠で囲んだものがcocoacosoa2ndの回答で、その下に幣サイトの反論を記します。
先の質問でも回答したものです。
成程、このサイトでしたか・・・。
このサイトの「タイヤの太さ」と「ブレーキ」のところは見てみましたか?
「タイヤを太くしてもグリップは変わらない」
「ブレーキを良くしても制動距離は変わらない」
って書いてあります!
その根拠は、
「タイヤの摩擦力=摩擦係数x荷重」だから接地面積には関係ないそうです。
「ブレーキを掛けた時の制動距離:Lは、運動エネルギー=力x距離、より
(1/2)mv²=μmgLからL=v²/μg」だから、制動距離は摩擦係数だけで決まるそうです。
と、炭酸飲料のおいしさの秘密を解説する為に、牛乳の成分を説明してるくらいに、全く頓珍漢なことを話してます。全くの出鱈目。
恐らくこの文章をいきなり読むと、誰も弊サイトの記事は出鱈目だと思われるのではないでしょうか。
ただし冷静に考えると、グリップと制動距離が炭酸飲料で、その計算式が牛乳とは全く辻褄が合いません。
その上で、全くの出鱈目とあります。
初っ端に読者の予想だにしない一言を述べて(一撃を加えて)、一気に頭も混乱させる。
貴方は死霊が漂っていると言われれば、気の弱いかたでしたら、一気にその気になってしまう事でしょう。
霊感商法が良くやる手法です。
おそらくコイツもその手法を身に付けた輩なのでしょう。
この回答をベストアンサーに選ばれた質問者も、どうやらすっかりその餌食になられた様です。
こんな奴と話をしたら、誰も太刀打ちできませんので、怪しいと思ったら即逃げるべきです。
弊サイトも関わらない方が身のための様な気もするのですが、曲がりなりにも真理を追究しようという気持を、こんな奴のために曲げる訳にはいきません。
何かされそうで怖いのですが、ノミの心臓より小さな勇気を振り絞り、話を続けます。
2. 中身の無い饒舌
これからいよいよ、中身の無いコイツの弁舌が始まります。
ネットによくあるトンデモサイトの一例に過ぎません。
※タイヤの摩擦力=トレッドゴムの「凝着性摩擦力+ヒステリシス摩擦力」を内部の空気とベルトやカーカスと言った構造体が何倍にも増幅したもの。
※制動距離=(1/2)mv²=F*Lより、
L=mv²/2F。でF=ブレーキ力=発熱量;Q=MCΔt、です。
弊サイトが、ネットによくあるトンデモサイトの一例ならば、コイツはそれを出汁(ダシ)にしてネットで憂さ晴らしをするカス野郎です。
ならば、タイヤの摩擦力はいくらなのでしょう。
タイヤの摩擦力=トレッドゴムの「凝着性摩擦力+ヒステリシス摩擦力」を内部の空気とベルトやカーカスと言った構造体が何倍にも増幅したもの、
だとすると早い話がコイツには分からないという事です。
また制動距離は、いくつなのでしょう。
特に”F=ブレーキ力=発熱量;Q=MCΔt”とは何を意味しているのでしょうか?
”F=MCΔt”という事なのでしょうか?
だとすれば、MとCは何なのでしょうか?
そして、例えば時速30km走行時の制動距離はいくら何のでしょうか?
こちらはきちんと計算して求めているのですが、そこまで偉そうに言うのならば計算して結果を出してほしいものです。
恐らくどこかのネット記事から適当に持ってきたのでしょうが、こんな輩が世界を歪めているのです。
そもそもこの質問はバネ下荷重の話で、タイヤの摩擦力でも制動距離の話でもありません。
これこそ、炭酸飲料のおいしさの秘密を解説する為に、牛乳の成分を説明してるくらいに、全く頓珍漢な話です。
とにかくコイツはボケカスクソ野郎です。
3. 共感を示す
コイツはひとしきり自分の(かっらぽな)知識をひけらかした所で、質問者に寄り添います。
このサイトのメンドクサイ点は時々まともなことを言ってること。
例えば、添付のページの「アルミホイールの話」ですが、確かにその通りで「同じ体積の時に」アルミは軽い。でも「同じ強度」だと、重くなります。
純正鉄っちんホイールは、純正アルミや社外鋳物アルミに比べて、確実に軽い。
この点は、合ってます。
どうやら幣サイトのこの記事についてお褒めを頂いて様ですが、こんな奴にそう言われても全く嬉しくありまえん。
むしり非常に不愉快です。
それはともかく、ここもこの回答の巧妙な所です。
これも霊感商法と同じく、ここで質問者に共感を呼び起こしているのでしょう。
恐らくこれから、弊サイトは間違っていると畳みかけてくるのでしょう。
4. 畳みかけ
すると予想通り、次から次へと嘘八百を並べ立ててきます。
>以上の事から加速、燃費、止まるに関しては上と下の重さが違っても、特に道が悪くなく平坦な道路では総重量が同じなら同じと思われます。
・・・・実は、雪国の人間は同じサイズでスタッドレスにすると、タイヤが重くなることを実感してます。そして、タイヤ(バネ下)が重くなるので、加速、燃費、旋回、止まるの全てが悪くなることを実感してます。
但し、タイヤが重くなるので、いったん動き出した後の巡行性は良くなりますし、特定の凸凹では乗り心地も良くなります。
へーー
雪国の人間は同じサイズでスタッドレスにすると、タイヤが重くなることを実感してるとは、初めて聞きました。
一体どうやったら、乗っているクルマのタイヤの重さを実感でいるのでしょうか?
座っている椅子の重さを、人が感じることができるとは、何とすばらしい。
また雪国でスタッドレスタイヤにすると、加速、燃費、旋回、止まるの全てが悪くなることを実感してます、となると何故雪国ではスタッドレスタイヤを履くのでしょうか?
ここまでくると支離滅裂と言って良いのでないでしょうか?
恐らくコイツはこの時点で自分の言葉に酔いしれているのは、間違いないでしょう。
5. 饒舌
さらに嘘八百が、立て板に水の様に続きます。
>車体側を軽くする(バネ下を重くする)と重心が低くなりコーナーが安定します。
タイヤ側を軽くする(バネ下を軽くする)と重心が高くなりフットワークが軽くなる?のでタイトなコーナーが良くなる?
・・・重心の位置は、車体の重心を変化させなければ変わりません。バネ下を重く(薄いタイヤにして大径鋳造アルミを履けば5kg以上重くなる)しても、車体の重心位置は変化しません。>私の回答としては車体側を軽くする方がメリットが多い気がします。
・・・・全くその通り。直線での加速;F=maの時のm、
コーナリングでの遠心力;F=mv²/rのmも、車体の「重さ」です。
なので、車体が軽い方が加速・旋回・減速のすべての運動性能は良くなります。>最終的にどちらかが軽量化出来るとしたら迷わず車体側な気がします。
・・・・全くその通り。現実的に、ホイールの径はブレーキローターの大きさで決まります。するとある程度の大きさが必要になり、またそれなりの旋回性能を持たせようとしたらある程度のタイヤ幅も必要になるので、自ずとタイヤサイズの選択肢は少なくなります。これらを踏まえて、たぶんあなたは「バネが無い車」と、「路面に凸凹が無い」状態だけを想定して考えているように思われます。
でも、現実には全ての路面に凸凹が存在していて、
地面の凸凹による入力は「凸凹→タイヤ→バネ→車体」の順で伝わり、
バネの伸び縮みは、タイヤと車体両方向に「同時に」伝わる。
先の回答でも述べましたが、この点がポイントでしょう。
ようやく話がバネ下荷重に移ってきたようなのですが、相変わらずの嘘八百なので、さすがにもう読む気もしません。
6. 譲歩
嘘八百が一段落した所で、いよいよ大詰めです。
なので、
先の回答にも言った通り、
大事なのは「車体とタイヤの重さの比率・・・と言っても素材がほぼ限定されるので現実には限度がある」で、車体の重さに比べてタイヤが軽ければ、路面追従性が良く車体にタイヤの動きが伝わり辛くなる。車体に比べてタイヤの重さが重いと、タイヤの上下動が車体に伝わり易い。
但し、タイヤが重い=現実的には直径が大きい=と、特定の凸凹の場合は路面追従性が悪いが故に乗り心地は良くなる。つまり、あなたの思ってる通りです。
バネ下荷重が少なければ少ない程良い、というのが全てではない。でもそれを「嘘」と呼ぶのはちょっと言い過ぎ。完全に間違ってるわけではないので。
ここから譲歩が始まりました。
霊感商法で、先ずは簡単な事から始めましょう、というのと同じです。
7. 刷り込み
そして最後に詐欺師常套手段の刷り込みです。
※例示のサイトの、
タイヤの摩擦力=μmgや、制動距離:E=μmgL。というのは完全なる間違いで、これは「はっきりと嘘」です。
今時小学生でも知っている様な摩擦力や制動距離の式が、嘘だ嘘だと何度も刷り込みます。
ちなみ繰り返しになりますが、コイツの言う所の正解は以下との事です。
タイヤの摩擦力=トレッドゴムの「凝着性摩擦力+ヒステリシス摩擦力」を内部の空気とベルトやカーカスと言った構造体が何倍にも増幅したもの。
制動距離=(1/2)mv²=F*Lより、
L=mv²/2F。でF=ブレーキ力=発熱量;Q=MCΔt、です。
冷静に考えれば、嘘だらけで、支離滅裂だと分かるのですが、霊感商法手法で書かれると、いとも簡単に騙されてしまいます。
まとめ
以上の通りコイツの回答は、本当に良く書かれた洗脳嘘八百回答です。
皆様も十分をお気を付け下さい。
おっと、最後にもう一言。
cocoacosoa2ndは、ネットに棲むカス野郎です。
と言ってスッキリした所で、コイツのYahooIDは現在利用停止になっているそうです。
朗報ですが、また別のIDを使ってどこかで跋扈して毒素をまき散らしているのでしょう。
もしそれらしい回答を見たら是非お知らせください。
弊サイトが責任を持って、叩き潰してやります。